結納品につける札紙は?
投稿日:2021年4月22日
結納品のお酒
札紙の中には当て字を使って家庭繁栄の願いを込めます。
展示品以外、当店ではお酒には札紙をつけませんが、お酒のことを「家内喜多留」と申し上げております。
読み方はヤナギダルです。
最近は「友白髪」という名柄の一升瓶2本が入った箱酒が主流ですが、昔はよく樽酒が用いられました。
とてもおめでたい当て字ですね。
結納品のお肴
結納品にはお酒とお肴を品数に入れます。
お肴を品数に入れることで、不祝儀ではなく、祝儀物ですよと明確にします。
男性側から女性側へお肴としてスルメを品数に入れますが、札紙は「寿留女」とします。
寿が留まる女です。こちらもなんともおめでたいですね。
最近はカツオやスルメの代わりにお頭付きの佃煮をお肴にされるお客様もいらっしゃいます。
札紙は「松魚」をつけます。
その他の結納品の当て字
その他に、お扇子は「末廣」または「寿恵広」、7品目以上になるとコンブが品数に入ってきて札紙は「子生婦」です。
ご結納は人生の数あるお祝い事の中で最もよろこばしく、大切な婚礼への第一歩です。
略式結納の場合でも縁起を担いでご両家の繁栄を願います。